hakeの日記

Windows環境でプログラミングの勉強をしています。

Ztenv - ペン操作のみで辞書検索

電車で移動中など、ある程度時間がある場合にはザウルスで小説やテキスト化した資料などを文庫ビューアで読んでいます、当然というかビュースタイルで読む場合が多いです。で、不明な単語に出くわすと辞書で調べたくなるのですがビュースタイルだと語句の入力が大変なわけです。もちろんソフトキーや手書き文字認識などがあるのですが自分的にはちょっとなじめていません。そこでペン操作のみで簡単に辞書が引けるように設定をしてみました、使用するのはもちろんKeyHelperです。
使い方としては調べたい語句をなぞって選択状態にしてからタブレットキーをペンでタップすることでZtenvを検索済み状態で起動させるようにします。



Ztenvの前身であるZtenというアプリには、lookup()というQcopメッセージがあってクリップボード経由で検索語句をもらうと機能があるのですけれども、試してみたらZtenvでも使用できました。ちなみに同じくZtenから派生したと思われる標準のマルチメディア辞書にはこの機能はありませんでした。ありました(^^ゞ というか標準でなぞる→辞書引きという機能がありますね。



KeyHelperでトリガとして使用するのはビュースタイル時にLCDの下にくるタブレットキーの一番左の辞書キーを使用します、標準ではこのキーはマルチメディア辞書の起動になっていますけれども辞書はZtenvを使用しているのでちょうど良いかも。辞書キーのコードは200eなのでkeyhelper.confの設定は以下のとおり

[Launch2]
0x200e = @qcop(TAB)QPE/Application/ztenv lookup()

文庫ビューア側はメニューで「設定」→「なぞると」→「コピー」をチェックを入れます、これで文庫ビューア上で検索したい語句をなぞってから、辞書キーをペンでタップするとZtenvで語句が検索された状態で起動するので、調べたい語句の意味をすぐに知ることができます。なお、Ztenvは「P」→「検索結果の自動表示」にチェックを入れておくこと。



この機能を他のアプリケーションでも使用できるようにしてみます。文庫ビューアでは選択した文字をクリップボードにコピーする機能が備わっていましたが、例えばEBtなどではそのような機能はありません。そこでlookup()の前に[Ctrl]+[C]でクリップボードにコピーする操作を追加します。

[Launch2]
0x200e = @qcop(TAB)QPE/InputHelper qcop(QString) "QPE/InputHelper key(QString) 'click C+CTRL'" "QPE/Application/ztenv lookup()"

これでほとんどのアプリで語句をなぞって、辞書キーをペンでタップすると簡単に辞書が引けるようになるはずです(多分)