hakeの日記

Windows環境でプログラミングの勉強をしています。

Vine Linux 4.1 on FIVA

数日前からFIVA206VLにLinux環境を入れようとトライして、トラブルに見舞われつつもインストールできたのでまとめ。
入れるLinuxは当初DebianにしようとしたのだけどisoイメージをCD化して純正のATAPIカード経由のCD-ROMでブートさせると、言語選択→キーボード選択の次のCD-ROM認識で認識されなくなってしまうので断念。Vine Linuxも同様だったけれどもisoイメージをHDD上置くことでそちらからインストール可能だったのでVineをインストールすることに決定。(bootのオプションでide2=0x190を行うと良いという情報がネット上にあったがダメだった)
出荷状態のFIVAはMODEスイッチでWinMEとLinuxを切り替えられるようになっていて/dev/hda3にLinuxをインストールすると、このスイッチが有効になるということなので今回をそれを行う。現状全てFAT32エリアにしてしまっているのでパーティションの切り直しが必要となる。Linuxのfdiskが使用できるブート環境があれば一番簡単だったのだけど無かったので手元にあったPartitionMagic7.0を使用して実行。


以下、手順

  • 起動時にF2を押してBIOSメニューを表示、PCMCIAブートを可能に。
  • リカバリーCDから起動、出荷状態に戻す。なお、WinMEインストール後の各種ドライバのインストール時にドライバが入っているCD-ROMが認識できないというアホな状態になったので予めリカバリCDからCDRIVERSとSYSUTILフォルダをCFにコピーして置く(メモリカードは普通に認識した) このあたりマニュアルと全く違う状況なので、当時の初心者の人たちはどうやって対処したんだろ?
  • リカバリ後は以下の状態になる。ただしPartitionMagic上の表示だと左からext2fat32となる、PartitionMagicだとhda?の番号順に並ばない模様。当初はこれに騙された(^^ゞ
/dev/hda1 : fat32(WinMe)
/dev/hda3 : ext2
PartitionMagic上表示、左から
ext2   7GB (hda3 / linux) 
fat32  5GB (hda1 / c:\ WinMe)
拡張 (hda2)
  fat32 15+αGB (hda5 / d:\ Win2000用)
  swap  300MB   (hda6)
空き   300MB (ハイバネーション用、実装メモリ+α)
  • Vine Linux 4.1のisoイメージをd:\vine41へコピー
  • MODEスイッチがAであることを確認
  • Vine Linuxインストール
    • cd-romからVine Linuxをブート boot : textとしてテキストメニュにする
    • キー種別選択後のインストール元選択をHDDにし、/dev/hda5のvine41とする
    • LCDが未検出になるのでLCD800x600を選択、水平垂直周波数はデフォルトのまま
    • /dev/hda3を/にマウント、ext3でフォーマットしなおす
    • 【重要】ブートローダGRUBのインストール先はMBRではなく/dev/hda3の先頭セクタを指定
    • Xの設定24bitでも可能だが、16bitにした(動作が速くなるかと思ったけどあまり変化しなかった)
    • 最期の再起動で、自動にリブートしないので行電源スイッチで一旦電源OFFする(何故かLinux側からにリブートが上手くいかない)
  • MODE AでWinMeが、MODE BでLinuxが起動することを確認。なおMODE BでGRUBが上手く起動しない場合はVineのインストールを最初からやり直す
  • X環境はそれなりに重いのでコンソール環境にする場合は/etc/inittabのinitialを5から3に変更
  • win2kをd:\にインストール。よく確認しないで「次へ」を押してくとc:\にインストールされてしまうので注意。
  • MODE AでWinMe/2Kがブート、MODE BでVineがブートすることを確認

Linux環境設定やり残し

  • Vineの使い方の勉強
  • ハイバネーション
    • これもX上の電源メニューでなにもしないでできました。HDD上のハイバネ領域も必要ないのでしょうか?
  • 無線LANの使用
    • X上のメニューであっさりと接続できた
  • 音源等各種デバイスの使用