宇宙戦争
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2005/11/09
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (294件) を見る
なんかもうね妙にリアルな怖さというか後を引く怖さというか、大災害や戦争で実際に被災したらこんな感じじゃないかと思えるような怖さを感じました。
普通宇宙人が攻めてくる映画といったら大統領や軍の司令部などの大局的な視点が描かれると思うんだけど、この映画では逃げ惑うただのオヤジの視点でしか描かれていない、情報もデマなのか本当なのかわからない程度のものしか流れてこない。さらに河を流れてくる死体とか炎に包まれた列車などの間接描写で実際にトライポッドが出てこないのに他所では悲惨な状況だということが想像できてより一層の不安感が生じる。また主人公が普通にエゴイストなのもリアルで良い自分の同じ立場だったら同じことするよなーとか思いつつ見てました。
そういった面から捉えると後半には、宇宙人(どうせなら、もっとタコっぽいの出してほしかった)や主人公の活躍でトライポッドを破壊するなどは蛇足であったと思います、徹頭徹尾弱い一般人と訳の解らない圧倒的な力を表現して欲しかった。
最後にこの映画、絶対原作を読んでから見たほうが良いです。宇宙戦争のオチはあれしかないと思うのですけど、知らないで見たら絶対に「なんだこりゃ!?」状態になると思います。