hakeの日記

Windows環境でプログラミングの勉強をしています。

ザウルスの日本語入力について

あちこちのブログとか拝見させてもらっているとザウルスの日本語入力手段として標準のもの以外ではQPOBoxを使用されている方が多いみたいで、私のようなIMKit-Anthyを使用されている方の記事は殆どみませんね。いまいちマイナーなんでしょうか。


標準の日本語入力がOperaで使用できないということが判った時点で、他の入力手段を探したところ、QPOBoxとIMKit-Anthyが見つかったわけで両方を試してみました。
QPOBoxの利点としては

  • 動作が軽い
  • スペルを全部打たなくても候補を確定できる

ということにあると思います。一方、IMK-it-Anthyでは

  • 動作がちょっと重い
  • 単語をフルスペルで入力する必要がある
  • 単語登録を行うには多少なりともLinuxの知識が必要

といった具合です。
では、なんでQPOBoxを使用しないかというと、初期状態での収録単語数の差もありますが、変換のさせ方が私には合わなかったというのが大きな理由になります。
例えば“今日は海へ行った”という文を入力する場合を考えると、QPOBoxでは、


“今日|は|海|へ|行った”


というタイミングで変換操作が必要になりますが、IMKit-Anthyでは


“今日は海へ行った”


一括で変換が可能です、そこまででなくても


“今日は|海へ|行った”


という操作で変換が可能です。これは私がPCで日本語入力している変換タイミングと同じでできるということなんですよね。また変換が上手くいかない場合もPCと同様に[Shift]+左右矢印キーで変換範囲を調節することができます。
個人的な慣れの問題が大きいかと思いますが、ある程度長文をザウルスで入力する場合にはこの差が非常に大きな負担となってきます。今日も試しにQPOBoxを入れてみて入力してみたのですが、上の文の例だとうっかり“kyouha”まで入力して“今日”が出てこないことに気がついて"ha”を削除してから確定という操作を頻繁に行うことになって、本質である文章の作成に集中できなくなるわけで、ストレスが溜まるんですよね。
そんなわけで、私のようにPCでの変換と同じ感覚で入力をさせたい人や、長文を一括で変換させるクセがついている人で、標準以外の日本語入力手段を探している方には、一度お試しいただきたいと思います。




Walrus,Visit - Linuxザウルス開発メモ/IMKit-uim
http://digit.que.ne.jp/visit/index.cgi?Linux%a5%b6%a5%a6%a5%eb%a5%b9%b3%ab%c8%af%a5%e1%a5%e2%2fIMKit%2duim#i7
から

  • imkit-anthy_0.4.5-1_arm.ipk
  • libimkit-qpe15_0.4.5-1_arm.ipk
  • anthy_5209-1_arm.ipk

をインストールして再起動をすると、画面左下の日本語入力メニューからAnthyが選択可能になります。
実際には使い勝手を良くするための環境設定を若干行っています、その辺は過去の日記に書いてありますので左側のメニュー中の[im]カテゴリで読んでいただければと思います。