スペシャルカーネルを試す
SL-B500/C700/C750/C760/C860/6000/C3000 special kernel
http://tetsu.homelinux.org/zaurus/kernel/index.html
- 事前にNAND Backup、通常のバックアップ、本体ディスクの重要データのバックアップを行う
- 上記ページから、SL-C3000用 updater.shとzImage-v17h-C3000.binをダウンロード、zImage-v17h-C3000.binはzImageにファイル名変更
- 2つのファイルをまっさらなCFに入れてSL-C3000に挿入
- 電池蓋を開けてリセットボタンを押す
- 「OK」を押しながら電源ONでメンテナンスメニューを起動、アップデートを実施
- アップデートが終了して、Plaese resetと表示したら、リセットボタンを押す
- 起動
- ぴろさんのページから qclockchange-for-c3000、BatteryPlusをインストール
qclockchange-for-c3000
http://www.piro.hopto.org/~piro/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5B%A5%AB%A1%BC%A5%CD%A5%EB%A5%D1%A5%C3%A5%C1forC3000%5D%5D
BatteryPlus
http://www.piro.hopto.org/~piro/pukiwiki/pukiwiki.php?BatteryPlus
起動時にペンギンのロゴが出るようになりました(笑
qclockchange-for-c3000で現在の設定値をみることができ、BatteryPlusで設定の変更が簡単に行えます。
Satoshi村さんのところのZBenchで内部の速度、コマンドで100MBデータの転送速度を計ってみました。なおZBenchは3回の平均、コマンドは2回の測定した結果です。
条件A:ノーマルカーネル V1.11JP 条件B:スペカV17h CPUクロック416MHz システムバス208MHz LCD104MHz (default) 条件C:スペカV17h CPUクロック624MHz システムバス312MHz LCD156MHz 条件A 条件B 条件C 単位秒 [ Integer ] 4.962 4.928 3.261 [ Floating point ] 6.939 6.889 4.558 [ Draw Text ] 13.310 13.121 8.987 [ Draw Graphic ] 11.593 11.453 7.610 [ 100MB to SD ] 28 28 31 31 22 26 [ 100MB from SD ] 39 38 33 33 30 30 [ 100MB to HDD ] 66 65 38 34 28 28 [ 100MB from HDD ] 56 56 56 55 51 51 command: dd if=/dev/zero of=${DIR}/100M.dat bs=1M count=100 2> /dev/null cat ${DIR}/100M.dat > /dev/null ${DIR} is /mnt/card or /hdd3
ZBenchの結果ではクロックの影響がもろに現れています。データ転送もクロックが高いと良い結果がでていますが、クロックが同じ条件Aと条件Bでも差が出ているのはよく判らないなぁ。
また条件Cにすると画面のチラツキが目だってきますね、ちょっと危険かも(汗
あとkino2でVGA,12fps,400kbpsの動画再生をさせてみました、クロックアップさせるとさすがにコマ落ちは少なくなったのが実感できましたが実用という面ではやはり今一歩という感じでした。
オリジナル環境への復帰
- qclockchange-for-c3000、BatteryPlusをアンインストール
- NAND RestoreでバックアップしたFlashイメージを書き戻す。