kino2 - QVGA映像をフルスクリーン表示
3月14日の日記で、kino2でQVGA映像をフルスクリーン表示できないかと書いたところ、kou1さんからコメントをいただきました、どうもありがとうございました。
kou1さんは阿川さんのZPlayerで実現しているとのことですがkino2でも同じ方法でフルスクリーン表示ができましたので、その手順を書きたいと思います。
まずkino2本体のシンボリックリンクとしてkino2.qvgaを作成する。
$ su # cd /home/QtPalmtop/bin # ln -s kino2 kino2.qvga
ターミナルでコマンドを使用しなくても、Tree!Explorer QTを使用して、「コピー」→「リンク貼り付け」→「名前の変更」で同じことが可能です。(アイコンを長押しして出てくるメニューで「ルート権限で実行」にチェックを入れて操作すること)
次にザウルスのホーム画面の「設定」タブの「ホーム画面設定」で新規アイコンを登録、名前は「kino2.qvga」、アイコンは適当なものを選択、ソフトウェアは上で作成したリンクファイル「kino2.qvga」を選択する。できたアイコンを長押しして出てくるメニューで「アプリケーションをVGA(480x640ドット)の画面に最適化して実行する」にチェックが入っていることを確認、これが重要。
あとは、作成したkino2.qvgaのアイコンをクリックして起動、画面が横倒しで再生ボタンの三角マークが表示しなくなるけど気にしないでファイル選択して再生させます。これでしっかりフルスクリーン表示になります、すばらしい!! AC接続にしているとタスクバーの電池のアイコンがピコピコするのはご愛嬌ですか(笑
なお、カーソルの機能も90度回転、上下で早送/巻戻、左右で音量調節になるので注意。
こうなるとリモコンでも操作させたくなってくる、3月16日の日記で再生ボタンを押すとMusicPlayerが起動する設定にしたのでkino2動作中は再生/一時停止機能にするようにKeyHelperの設定を追加。
[Launch2_kino2] 0x201c = @qcop(TAB)QPE/InputHelper key(QString) "click F33" [Launch2_kino2.qvga] 0x201c = @qcop(TAB)QPE/InputHelper key(QString) "click F33"
リモコンの早送/巻戻は、kino2の「File」→「preferences」の「Controls」タブで定義する。具体的には「Use Extera Keymap」にチェックを入れ、定義させたい機能の一番右側で「Press new key」を選択してリモコン操作をするとそのキーコードが定義される。早送/巻戻は±10秒、±1分、±10分があるので好きなところに定義を行う。
MoviePlayer用に作成したファイルも見れますし、早送/巻戻もしっかり動作するのでザウルスで動画を見るのには最高の環境かもしれません。次は阿川さんのZPlayerも試してみたいと思います。
追記:
ぴろさんのページで、kino2_0.4.2p5が公開されてました。
http://www.piro.hopto.org/~piro/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5BKino2%5D%5D
インストールしなおしたら、「Use Extera Keymap」のチェックが外れていたので注意。