hakeの日記

Windows環境でプログラミングの勉強をしています。

アイの物語

アイの物語

アイの物語

「神は沈黙せず」の作者さんの作品。
機械が支配する未来の地球、激減した人類のコロニーを巡り物語を伝える語り部の少年に、アンドロイドが語り始める七つの物語。

他のところで言われていましたが「詩音が来た日」は秀逸、非常に読後感が良かった、この物語だけでもこの作品を読んだ価値があったと思います。あの世界の介護ロボは皆あの掛け声で仕事を始めるのでしょうか(笑)
一方、物語全体が語る世界観は好きではないなぁ。あのTAI達は完璧超人に過ぎるような気がします。人間の様に思考しない=完全無欠ではないですよね? 彼らは彼らなりの欠点を持ち合わせていても良いのではないでしょうか、私は両者が互いの欠点を補いつつ手を取り合い進んでいくという楽観的な世界観が好きです。

MEMO

山本弘氏、「人類は異質の知性を受け入れなければならない」と語る
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/11/06/250.html