携帯動画変換君で動画作成

ザウルス用の動画はWindowsMediaEncoder9（WME9）を使用していますが、携帯動画変換君というものが話題になっていたので試してみました。今回使用したのはVersion 0.32＋QuickTime 7.03です。再生環境はSL-C3000＋ZPlayer＋mplayer(iwmmxt版)クロックアップなし。
使用方法は変換形式と品質を設定して元の動画ファイルをドラッグ＆ドロップするだけなので非常に簡単です。エンコード時間もWME9でエンコードした場合に比べて短時間ですみました。
ザウルスで再生できる変換形式が良くわからなかったのでSD-VIDEO形式とMPEG4一般形式で行いました、比較として同じ元動画ファイルからWME9でも作成して試してみました。作成した動画データの詳細は以下です。

SD-VIDEO形式 音声G.726一般設定 (実験中)、QVGA標準画質15fpsモノラル
320x240 24Bit mpeg4 190.00kb/s
g726 8.00kHz 4Bit 1ch 32.00kb/s
43,779,365Bytes


SD-VIDEO形式 音声G.726一般設定 (実験中)、QVGA高画質15fpsモノラル
320x240 24Bit mpeg4 400.00kb/s
g726 8.00kHz 4Bit 1ch 32.00kb/s
83,164,965Bytes


MPEG4一般設定、QVGA高画質15fpsステレオ
AVI1.0 320x240 24Bit XviD MPEG4 14.99fps 22477f 356.66kb/s
MPEG1-LayerIII 44.10kHz 64.00kb/s CBR JointStereo/MS
80,159,534Bytes


WME9 320x180,15fps,400kbps,32kpbs-stereo
320x180 24Bit ISO MPEG-4 Video V1 15.00fps 400.00kb/s
MPEG Layer-3 Codec 16.00kHz 0Bit 2ch 32.00kb/s
59,932,857Bytes
（画面サイズが320x180の為、他と比較して小さくなるので参考値）

再生してみたところ個人的な感想としては画質は、MPEG4 > WME9 > SD-VIDEO（高）> SD-VIDEO（標準）といったところです、WME9とSD-VIDEO（高）はそれほどの差は無かったように感じます。音質については普段使用しているWME9の64kbps stereoと比較すると当然ながらどれもイマイチ、MPEG4は64.00kbpsなので良いかと思いましたが背後にキュルキュルといったノイズが入りこんで聞きづらい音になってしまいました。
試していない変換形式でもっと高品質の動画が作成できるのかもしれませんが、今回の結果のみから判断すると多少なりともこだわった動画を作成するならばパラメータを色々と調整可能なWME9を使用したほうが良いことになりそうです。反面、操作が簡単、エンコード時間が短い、SD-VIDEO形式の標準ではファイルサイズが小さくなるといった利点があるので、ザウルスで再生して見れれば良いといった番組の場合はこのアプリを使うのも良いかもしれないです。